RR-600
C-LSDデフ リミテッド・スリップ・デフ
C-LSDは回転数が上がり内部ギヤが遠心力によって開く事でリアデフをロックする仕組みのデファレンシャルギヤユニットで、ライノレーシングが特許を有する唯一無二の製品です。このLSD効果によりスロットルワークに対して、お好みのポイントで作動回転域やフィーリングを調整し、あらゆるスタイルや好みのドリフト走行に必要なトラクションを得ることができます。
またC-LSDの特徴の一つとして、アンロック時の作動が非常にスムーズなため低速時の動作が極めてナチュラルなのに対して、デフロック時には完全にデフを固定化しスプールと同じフィーリングが得られるので、ドリフト車にとってはスロットルによる姿勢制御を自由にコントロールできるという特徴もあげられます。
さらにデフロック時の加速フィーリングの良さは他を圧倒するもので、自由自在な加速感や速度設定は追走など複数台での走行時に大きなアドバンテージとなるでしょう。
C-LSDは決してコンペティションに特化した性能だけを追求して開発された製品ではなく、スケール感の高い走りを求めたり、もっと手軽に自然なフィーリングでドリフトを楽しみたい方にもオススメのデファレンシャルユニットです。
●3種類のスプリング 標準セットにはハードとソフトの2種類の硬さのVスプリングが付属します。ソフトスプリング(0.15mm厚)は低回転からデフをロック、逆にハードスプリング(0.2mm厚)はより高いRPM範囲でデフをロックすることが可能ですので、コースレイアウトなどに合わせてセレクトする事が可能です。 またオプションでRR-619スーパーソフトVスプリング(0.1mm厚)もラインナップしていますので、お好みに合わせてセッティングをお楽しみ下さい。
●2種類のギヤセッティング 内部に装着するギアの数を変更することにより、細かな調整も可能となっています。取り付けるギヤは4個または8個から選択可能で、8ギアはデフが効きはじめる初期段階で強いLSD効果が発揮され、4ギアではよりソフトで滑らかなデフロックへの移行を体感できる特徴を持っています。
●アルミ製と樹脂製をラインナップ デフケース本体(メインギヤとサイドハウジング)の素材も、アルミまたはプラスチックから選択可能ですが、この選択もC-LSDのセッティングの一部といえるでしょう。アルミデフは回転質量(重量)が増えるため、加速時や慣性による回転落ちのナチュラルなフィーリング、さらにガスケットを必要としないケース本体のフィッティング精度の高さ等(安定したセッティング出し)で大きなアドバンテージがあります。 一方の樹脂製ギヤでは、C-LSDデフ本体の重量を軽量化することができるので吹き上がりが軽くなり、よりピックアップの良いアクセレーションが手に入ります。
★オススメ初期セッティング 初期設定としては、一般的なPタイルの路面で取り扱い易く、LSDの効果を実感できるセットアップとして、ソフトスプリング(もしくはスーパーソフト)と4ギアの組み合わせを推奨します。
●メンテナンス不要 本体内部に塗布するグリスの粘度やネジの締め込み具合で効果を調整するものではないため、定量的なセッティングができるのも、C-LSDデフの大きな特徴です。複数のデフを用意しておけば、組み立て済みのデフを入れ替えるだけで確実なセッティング変更ができる点もこのC-LSDデフをおすすめする理由です。内部ギヤにはオイルを少量のみ塗布しますが、これは摺動抵抗を減らすためで、このオイルでデフの効きを調整するものではありません。
●幅広いシャシーフィッティング また現在市場に流通している多くのRCドリフトカーにほぼ無加工で搭載できるので、複数のシャシーをお使いの場合、また新しいシャシーに乗り換えられた際にもそのまま使用する事ができます。
適合車種、
RHINO RACING SHARK
YOKOMO YD2系シャシー
Reve-D RDX,
OVERDOSE GALM(RR-628 Long Drive Cupが必要)、
MST MRX(RR-760 RMX 2.5 C-LSD ADAPTER INSTALLATION KITが必要)
Associated RD10 他
●ベルトドライブにも対応 RHINO RACING SHARKの場合、ベルトドライブコンバージョンキット(RR-825)を使えば、簡単にベルトドライブ仕様もお楽しみいただけます。またこの場合、本体のメインギヤを交換する事でいつでもギヤドライブ仕様にも変更できます。さらにTopLine社製など各種コンバージョンキットを使用する事で他社製シャシーでもベルト仕様を簡単に楽しむ事が可能です。
上記をご参考に、アルミ製もしくはプラスティック製から、好みのモデルを選びRCドリフトをよい快適にお楽しみ下さい。